「…好きより、大事って言って」両思いになった朔は、京介を手放せない。
俺を見て。あらすじ(ネタバレ注意)
6歳の時、引っ越してきた阿達京介(あだちきょうすけ)は、隣に住む3つ年上の三好朔(みよしさく)と仲良くなる。
それから、大学受験を控える今まで、関係が続いている2人。
しかし、どちらかといえば京介の方が朔を追いかけている状況である。
3つの歳の差は、中学でも高校でも学校が一緒にはならなくて、大学くらいは、と彼の進んだ大学を目指す京介。
朔の部屋には、勉強を見てもらいに通っていた。
そんなある日のことである。
家の前で他の男とキスする朔。
辺りでもそんな様子はよく見られていて、毎回違う男を引き連れているなんて噂も流れるほどだった。
昔は、綺麗な顔をした女の子だと思って朔に惚れていた京介。
しかし、男だって気づいても彼への想いは変わらないまま。あれ以来も、ずっと彼が好きなままだった。
その日も彼の部屋を訪れた京介は、うたた寝をする彼の首に、キスマークを見つける。
そうして、それだけじゃなく、彼の腰にもチラリと見えた痕。
我慢できずに彼の服を捲り上げると、背中にはいくつものキスマークがあって、京介は目を離せなくなる。
そんな、京介様子に気づいた朔は…。
俺を見て。を読んだ感想
お話は、母親や初恋の男に裏切られた経験から、好きになられるのが怖い、朔のお話です。
好きになった相手が、いつしか自分を裏切るからと、一度は受け入れた京介を、怖くなって突き放してしまう朔。
彼にとっては、本気にならないくらいの相手の方が、ちょうど良かったのです。
そんなシーンを読み進めながら、あートラウマ持ちだけど、結構純情タイプじゃんなんて見ていたら。
最後にびっくりな展開です!
「お前がいつか俺を捨てて、知らない女と俺の前に現れたら…」
なんて、続きの台詞は是非読んで楽しんでください。
そんな面もあるんだと、ドキドキさせられます。
でも、一方の京介があんな感じで。少し良いですか〜なんてでナンパされても、席譲っちゃったりと、女の子に対してすごく鈍かったり。
幼い頃から朔一本のまっすぐな感じなので、多分、ちょっと拗らせている朔相手ですが、うまくやってくれるだろうなぁとは思います。
作者さんも後書きで幸せにしてもらってね、なんて言ってますし。
お話はもう一つ読み切りで、学生ものが入っています。
こっちはちゃんと純粋に甘酸っぱい作品なので安心して楽しめるかと思います。
書き下ろしは京介の朔の甘々なシーンですら、そちらも是非!
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