テセウスの船漫画のネタバレ感想を書いてみました!
テセウスの船漫画ネタバレ
現在から28年前に村の警官をしていた主人公である田村心の父である佐野文吾は音臼小学校無差別殺人事件の犯人とされて死刑判決が出た。
しかし、逮捕された佐野文吾は今でもなお冤罪であると主張し続けていた。
田村心はそんな父が起こしたとされる事件が発生した後に生まれ、犯罪者の子供として周りから蔑まれて育った心は父である佐野文吾をずっと恨んでいた。
心はその犯罪者の子供ということも受け入れてくれた由紀と結婚した。
その後、自分の子供もできるがその出産時に他界してしまう。
しかし、このことで孫を犯罪者の家族としたくないと主張しだし、弁護士を使って子どもを引き取ると言い出す。
由紀は生前に佐野文吾が起こしたとされる音臼小学校無差別殺人事件について調べていた。
その中で事件の前に小さな事件がたくさん起こっていた事実を発見し、佐野文吾は冤罪だと主張していた。
そして、気になった心は弁護士に会う直前にその事件の現場である音臼村に向かい、その直後深い霧に包まれる。
そうして28年前にタイムスリップしてしまう心。
そこで心は過去に行ってこなかったことをいくつかする。
そのことで元いた未来の世界が変化したことを確信する。
そうして未来を変えていく心。
テセウスの船漫画感想
この作品「テセウスの船」は大事件を起こした父を持つ主人公である心が過去にタイムスリップして、冤罪を晴らしながら未来を変えていくストーリーである。
よくテーマにされるタイムスリップとサスペンスを組み合わせた特徴的な作品です。
あまり読んだことのなかった系統の作品なのですぐにストーリーに夢中になってしまいました。
親が犯罪者かもしれないと周りから見られながら育った心の心情は普通の生活をしてきた私たちには想像もできません。
私が伝えたいこの作品の魅力は2つあります。
一つ目は、狂気的な犯罪の起こる作品全体の世界観です。
まず佐野文吾が起こしたとされる21人の命がなくなった事件が恐怖そのものでした。
しかも、冤罪として捕まった佐野文吾が死刑とされる判決であることも同情するしかありません。
実際の私たちが生活する世界でも多くの冤罪が発生していると考えると可哀そうで仕方ありません。
事実をしっかり判断して、明確化されることを願いました。
3つ目は、感動するシーンが多くある点です。
ストーリー自体が重いこともあって、登場人物におこる全てのことに感情移入してしまいます。
個人的には、佐野文吾が子供たちのことを心配して、逮捕直前にかくれんぼをするシーンが一番感動しました。
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