リバーシブルマンのネタバレ感想についてまとめてみました！
リバーシブルマンネタバレ
この作品の中の世界には、「ウラガエリ」という現象が存在する。
この現象は身体が自身の内側から裂けていき、その様子が衣服を裏返したようになるものである。
この現象を多くの人が知ってはいるものの、実際に目にした人は極端に少なかった。
この結果、「ウラガエリ」は都市伝説とされていたが、実際に世界のあらゆるところで発生していた。
さらに、「ウラガエル」ことで現在と違った新しい人間として生まれ変わるという噂まで流れていた。
そして、主人公である北原琉奈も「ウラガエリ」で生まれ変わりを経験した数少ない人間の一人であった。
人間が持つ強い憎悪の気持ちや強いストレスを感じることが原因でこの現象が発生すると言われている。
北原琉奈は姉が死んだことがきっかけとして「ウラガエリ」が発生した。
しかし、姉の恨みを晴らすことを心に決めていた北原琉奈は姿を変えないまま生きていく選択をする。
ここから北原琉奈は姉が死んだ理由をたった一人で調べ、少しずつ情報を集めていく。
事件にかかわった可能性のある男たちを魅了し、家に連れ込み、隠しておいた拳銃で次々と殺していった。
こうして少しずつ姉の死の真相に近づいていく。
リバーシブルマン感想
この作品「リバーシブルマン」はタイトルの通り、人間が服の様に裏返りそのまま異なる人間に変わってしまうという現象が発生する物語です。
実際に姉の死がきっかけでウラガエリを経験した主人公の北原を中心に話は進んでいきます。
まず私が一番最初に受けた印象はとにかくグロイということです。
最初は表紙から魅力が感じられず読む気がありませんでしたが、ある時友人に勧められ読んですぐはまってしまいました。
「ウラガエリ」という現象を描いたシーンは、人間が内側から裏返るかなり怖いものとなっています。
他にも人が殺されるシーンも内蔵が飛び出たりしていてご飯を食べる前には読まないことをお勧めします。
姉の死に関わった者に復讐していく北原は、女の魅力を利用して男たちを殺しまくる迫力はすごかったです。
さらに不思議な世界観になっているので他の作品では味わえない感覚を感じることが出来ると思います。
人間の欲望に忠実な人や過酷な過去を経験してきた人など様々な登場人物が出てくるのでとても面白いと思います。
登場人物だけでなく、読者の心も読むにつれて動かされるくらいリアリティがあります。
かなりグロく、怖いですが、とても面白い作品なので一度読んでほしいです。
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