pupa漫画についてネタバレと感想をまとめてみました！
pupa漫画ネタバレ
小さい時から実の父親に虐待されながら育った兄妹。
主人公である現は両親が離婚したことで帰らなくなった母親の代わりに妹の夢を守っていかなければいけないと考え始める。
そんな現は友達と遊んでいる最中でも夢のためなら抜け出して夢の元へ飛んでいくほどであった。
妹の夢はどこの誰から見ても可愛く、現も普通の兄妹以上に可愛がっていた。
そんなある時、二人が家に帰るために歩いていると謎の黒ずくめの女性が夢にぶつかってきた。
女性にぶつかった夢は謎の女性の顔に傷があることを発見し、怯え始めた。
謎の女性は赤い蝶が出る前に帰りなさいと意味不明な言葉を二人に発していた。
その直後に謎の黒い車がクラクションを鳴らしながらも現れ、危険を感じた現は夢に公園で待っているよう促した。
その車には現の父親が乗っていた。
怯える現の態度に怒り現に虐待をする中夢は現に言われた通り公園で待っていた。
公園で待つ夢の前に謎の女性が言っていた赤い蝶々が突然大量に現れる。
この現象の後に夢は倒れて気を失ってしまう。
目を覚ました夢はいつもの可愛らしい姿ではなく、バケモノのような姿に変わってしまう。
この出来事によって二人の人生はさらに大きく変化していくこととなる。
pupa漫画感想
この作品「pupa」は、父に虐待されていた二人の兄妹が赤い蝶によって人生が狂わされるという作品です。
はじめは友達に妹に兄が食べられる漫画というあまり聞かない設定と興味を持ち読んでみましたが、とても面白い作品です。
まず、この作品全体の世界観に引き込まれました。
他の漫画からは感じることのない異様な雰囲気を伝える作画と特殊な設定がマッチした作品になります。
表紙だけでもその異様な雰囲気が伝わってくるので表紙だけを見て興味を持ち読み始める人が多いと思います。
不幸ではあったけどそれなりに楽しい日常を送っていた二人であったのに、突然大事にしていた妹がバケモノになってしまうと考えたらとてもゾッとします。
そんな状況の中でも自分を犠牲にしてまで妹を思いやる現はすごいと思うし尊敬しました。
作品の中には謎も多くあり、それが少しずつ物語が進むにつれて明かされていきます。
面白いのは作品のかなり序盤から謎を解くための伏線が多く貼られていることです。
あとで読み返すと謎だと思っていた行動の理由がわかるので一度読んだ後にもう一度読み替えることをお勧めします。
少しグロいシーンがありますがそれを含めて面白い作品なので是非読んで欲しいです！
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