チカーノKEI漫画のネタバレと感想です。

チカーノKEIネタバレ

この物語は、ハワイの極悪犯罪者を収容する刑務所が舞台となっている。

日本人の主人公であるケイはヤクザをしており、ハワイで逮捕されたのち懲役10年の判決を受ける。

そんなケイは刑務所の中でも最も凶悪な囚人たちが収容されるレベル5の刑務所に入ってしまう。

その刑務所の中ではただの朝食の時間でも囚人が刺されたりします。

しかも、警官も何も言わず見ているだけで、他の囚人も気にせず朝食を食べ続けるのである。

そんな中で刑務所内唯一の日本人であるケイは、初めはアメリカの人たちから嘗められてカツアゲをされる。

一度嘗められると刑務所内で10年間嘗められ続けることを知っていたケイはやり返します。

ただ、もらったタバコの代金だけはしっかり支払う義理固い男のケイ。

アメリカの刑務所は想像しているより自由で自由時間も多く、スーパーまである。

だからこそ、生きていくのが厳しい刑務所での生活は弱肉強食の世界であった。

仕事も刑務所内で探さなければいけなかったケイは、ルームメイトであるロムロからいろいろ教えてもらう。

ケイは見た目からは想像できないが裁縫を得意とし、ランドリーで働くこととなる。

刑務所内でも様々な派閥があり、ケイはその争いに次第に巻き込まれていく。

チカーノKEI感想

この物語はリアルさが伝わってきて、とても緊張感のある作品となっています。

それもそのはずこの物語は実際に10年間刑務所に捕まっていたケイさんが題材となった実話だったのです。

ヤクザとして昭和の時代を生き抜き、FBIのおとり捜査で捕まってアメリカの刑務所に収容された彼の人生を表現したドキュメンタリーもあるくらいです。

彼の人生の密度が濃すぎて、映画10本くらい作れるんじゃないかというほどです。

私が伝えたいこの作品の魅力としては2つあります。

一つ目は、主人公ケイのかっこよさです。

アメリカの凶悪な犯罪者に囲まれた中でいつでも堂々としています。

しかも仲間にはやさしくヤクザらしい義理固さも見えます。

私が刑務所に入ったらずっと雑用させられるんだろうなと想い、少し尊敬までしました。

自分には関係のない関わる必要がない喧嘩にも参加していくこともケイの魅力の一つです。

二つ目は、この作品が先ほど言った通り実話なことよりリアルな点です。

ストーリーが作り話のように激しく展開されていくのでハラハラします。

自分も一度はこのような経験をしてみたいと思いましたが、生きていける気はしません。

経験したことのないような体験を漫画で楽しめるのでぜひ読んでみてほしいです。

 

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