フリージア漫画の感想とネタバレを書いてみました!
ネタバレからどうぞ。
フリージア漫画ネタバレ
物語は、近未来の日本で軍隊というものが存在し、敵とする他の国と戦争の真っ只中で展開された。
日本国民のほとんどが政治における情勢に関心がなく、離れた場所でみんなが生活しているのだが、犯罪を受けた被害者による「敵討ち」が法律において認められている世界なのである。
主人公である叶ヒロシは、仕事として敵討ちをする「敵討ち代理人」としての働きを全うしていた。
この職業で昔に使えるようになった、「擬態」という武器を上手く使うことによって、初めて請け負う任務を簡単にこなすヒロシ。
しかし、そんなヒロシの才能に嫉妬して、同じチームの先輩である溝口はそれが気に食わなかったのか秘密裏にヒロシの殺害を考えていた。
同じようにチームを組んでいたヒロシと同じ日に会社に入った同僚の山田は原理主義者で、ヒロシと溝口を嫌いながら代理人の仕事を着実に遂行していく。
女性事務官のヒグチはヒロシを評価し、代理人に推薦した人物である。
そんなヒグチは昔に自身が犯された現場にて博と出会った。
ヒロシは自身が何者なのかがわからずいつも自分の心の中で葛藤していた。
ヒロシが自分の想像の中で創り出した友達はヒグチとそっくりであった。
果たして「フリージア」とは何なのか。
フリージア漫画感想
この作品「フリージア」は正直言って好き嫌いが大きく分かれる作品だと思います。
絵もかなり独特であるのとストーリーの設定も特殊であるからです。
しかし、私自身はかなり好きな作品の一つです。
ストーリーが進んでいくにつれて自然と引き込まれる点に大きな魅力を感じました。
この漫画の大きな特徴はやはり狂気的なストーリーと設定であると思います。
私たちの住む世界では許されていない「被害者による敵討ち」を主人公の叶ヒロシが仕事として代行するのですが、そんなヒロシ自身も自分自身が何者かわからず葛藤していく姿が物語の多くの場面で出てきます。
このことより、他の漫画のようにただ流れに沿ってストーリーの展開を楽しむことが出来ず、読者も一緒にヒロシの心の状態を不安に思いながら話が進んでいくような楽しみ方になるのです。
ホラー漫画としてとらえている人もいるほどです。
この狂気に満ちた異様な雰囲気は作品の終盤までずっと続くので、退屈することなく読んでいけると思います。
そんなヒロシと「敵討ち代理人」の仕事を共にする仲間たちは、様々な種類の案件に対応していき、その中で仲間同士の人間関係も複雑に動いていくので見逃せないポイントです。
他の漫画では味わえない読み味の漫画なのでぜひ読んでほしいです。
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