死人の声を聞くが良いのネタバレ感想です。
死人の声を聞くが良いネタバレ
主人公である岸田純は人間関係において極度の受け身で、さらに不幸な体質を持ち合わせた高校生である。
彼は小さい時から霊をみることはできたが、会話することができなかった。
その岸田純の友達のオカルト研究会会長の式野は死霊に近づくと鼻血が出てしまうという特殊な体質を持っていた。
そんな式野の周りで起こる怪奇現象にいつも振り回されてしまう純は毎回一緒にピンチに陥ってしまう。
そんな二人を救うのはいつも純の幼馴染である早川涼子の霊であった。
純の側にいつも漂っており、話さず、無表情の彼女だが、ジェスチャーで危険を知らせてくれます。
毎回式野に連れてかれて危険な目に遭ってしまう純たちを早川が救ってくれるというのを何度も繰り返します。
そんなある時、魔子という少女に出会う。
その少女から早川をこの世にとどめているのが純の存在であることを聞く。
話すことができない早川からは聞くことのできなかった真実であった。
心配事の多い純を見守るために早川は、成仏されることなく現代に残っているのである。
こうして式野村や早川や他の仲間たちと怪奇現象によるピンチを切り抜けていくストーリーである。
死人の声を聞くが良い感想
この作品「死人の声を聞くが良い」は霊の存在が見える主人公の純と怪奇現象を引き寄せるオカルト研究会の会長である式野が、幽霊の早川の助けを受けながら様々な怪奇現象を切り抜けていく物語です。
怪奇現象が起こり、ホラー要素が強い印象がありましたがそれだけではありません。
ホラーでシリアスな雰囲気の中でギャグ要素が多く含まれています。
なんならギャグのほうがメインまであります。
私が伝えたいこの作品の魅力は3つあります。
一つ目は、登場人物が個性的で面白い点です。
霊の早川が喋れないのでジェスチャーだけで危険を知らせたり、式野会長が自己中心的であるがかわいかったりします。
他のわき役の登場人物もそれぞれその人物だけの特技や特徴があるので1話1話が面白いものとなっています。
二つ目は、しっかりホラーな点です。
主人公たちが置かれている状況で自分ならどうするかを考えてしまうほどドキドキしながら読んでしまいました。
描写もぐろいものがたびたび出てくるので苦手な方は注意して読むことをお勧めします。
三つめは、ストーリーが凝っていて面白い点です。
1話の密度が非常に濃いものとなっている印象を受けました。
だからといって詰め込みすぎとはなっておらず、読みやすい作品になっています。
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