王様ゲームのネタバレと感想を紹介します。

金沢伸明(主人公)
本多智恵美…伸明の彼女

王様ゲームネタバレ

最初はイタズラメールのような内容であった。

「誰と誰がキスをする」「誰が誰の足を舐める」「誰と誰がエッチをする」等。

クラスのみんなは誰かのイタズラだろって本気にしなかったが、ノリで服従する。

そうすると、「服従確認」とメールが届く。

そして「豊田が石井の胸を触る」の命令にたいし、石井が欠席したため、服従されず、
「服従しなかったため、首吊りの刑を与える」とメールが届き、翌朝登校すると、ＨＲで教師から豊田と石井は首吊り自殺をしていた。

その事実を知り、クラス中でイタズラじゃなかったと騒ぎ始める。

王様ゲームは止まることなく、毎日、命令のメールを届けてくる。

服従しなかったクラスメイトたちは、自暴自棄になって投身自殺、失明したり、心臓麻痺、焼身、八つ裂きなどグロ描写がある。

伸明は王様ゲームの謎を調べていくうちに、手がかりを見つける。

カミハテという天才ハッカー。

王様ゲームにかかわっているのでは？

そしてクラスの犠牲者の携帯の未送信メールに残されている１文字。

カミハテはクラスの岩村莉愛。

未送信メールはすべてつなげると『お前達31人の命を捧げ、本田奈津子を生き返らせるための犠牲となれ』。

そして伸明は、夜鳴村という村にたどりついた。

岩村莉愛がパソコンで操作し、ある事実が発覚する。

ある研究者が「肉体に影響を及ぼす暗示」をプログラム化していた。

その研究者は智恵美の母親、本多奈津子だった。

岩村莉愛がワクチンを使って王様ウイルスの存在が消えていくが、王様からメールが届く。

ウイルスは消えなかった。

「岩村莉愛　ルール違反により焼身の罰」
未送信メールの謎は王様の罠だった。

岩村莉愛は燃え死ぬ。

伸明と智恵美が生き残ったが、智恵美は負傷していたため、出血死。

３２人中、金沢伸明のみ生き残った。

王様ゲーム感想

最初は王様ゲームの服従で死を回避していくわかりやすい展開から、だんだん難しい解明の展開になっていくが、理解できるととても深いストーリーになっている。

王様ゲームの流れや、クラスの絆が崩れていくストーリー性は好き。

最後のオチが個人的にうーん…って感じ。だけど、体が勝手に燃えたり、八つ裂きになったり、と自発的に死んでいく様子だとすると納得してしまうストーリーではある。

ウイルスではあるが、奈津子の強い意志も入っているのか、伝授力がすごい。

ゲームに勝った伸明が王様から「あなたがこの世界での王様です。どういう世界にしたいですか」と問われ、

智恵美と過ごしている想像をしているところが切ない…

智恵美の母親奈津子は王様ウイルスの検証するために、智恵美の携帯を使って王様ゲームを開催したのだが、

自分の娘の死を簡単に受け入れてしまうような人間性もかなりやばい。

個人的にきつかったのは八つ裂きの描写がきつかった…

ホラー耐性よりグロ耐性がある方が見やすいかもしれない。

ホラーというよりミステリー？かな。

ただ結構グロい。ほんとうにグロい(笑)

今回紹介している無印では、王様ゲームの謎はきっちり解決していない。

無印だけだと少しモヤモヤが残るので、シリーズ全作、読むことをおすすめ！

 

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