食糧人類のネタバレと感想をご紹介します!

食糧人類あらすじ

地球温暖化が深刻化し、1年中真夏のような気温になっている日本。

その結果、異常気象により人々の生活や居住できる地域も変わってしまい、作品が始まる3月でも歩いている人々は汗をかいている。

そんな日本に住む画家を志望する高校生伊江と気象予報士を目指す伊江の友達カズ。

そんなある日、二人はあるファストフード店でチキンナゲットを食べながら日頃食べている肉が怪しい肉であるといううわさ話をしていることで店から追い出されてしまう。

店を追い出された二人は行くところもないので、帰宅するためにバスに乗る。

すると、バスに乗った数分後マスクをしていた伊江以外の乗客の全てが眠るという異常が発生した。

異常を報告すべく運転手のほうにいくと運転手はガスマスクをしていました。

つまり、運転手が乗客を眠らせていたのである。

伊江もただのマスクで睡眠ガスを防げず眠ってしまう。

目覚めた伊江は氷漬けにされた人間が無数に転がる工場にいた。

さらに、その氷漬けの人間を工場の人間がのこぎりで細かい大きさに切っているのだ。

驚愕する伊江は再び気絶させられてしまう。

目覚めた伊江は無数の人間が隔離される部屋にいた。

そこには友達のカズの姿もあり、皆チューブのようなものから謎の液体を飲みブクブクに太っていた。

その数分後に突然巨大な昆虫が現れ、太った人間を次々に食べていった。

恐怖する伊江はこの謎の工場から逃げようと模索する。

食糧人類感想

この作品は、グロい系の漫画が好きな私がずっと気になっていた作品の一つでした。

最初は最近よくある食人系の漫画かと思っていましたが、読み始めると他の作品と違った深い世界観に衝撃を受けました。

この作品を読んですぐは食べ物を食べたくなくなるほど、出てくる虫と食べられる人間が気持ち悪かったのを覚えています。

それでも話が面白く、ハラハラする展開の続きが気になり、一気読みしてしまいました。

話の展開が早いのと分かりやすいストーリーなこともあり、ずっと読んでいても飽きずに読めました。

私の思うこの作品の魅力は、2つあります。

一つ目は、異常な世界を表現するのに適した絵です。

正直上手な絵ではないと思いますが、この作品の雰囲気に合ったシリアスな絵となっていることでこの作品特有の異様な雰囲気が漫画全体から伝わってきました。

この絵によって話に入りやすく、よりハラハラした展開を楽しむことが出来ました。

二つ目は、主人公の絶望的な状況からギリギリで抜け出すというハラハラドキドキな展開が多くあることです。

「もう何をしても人類滅亡するじゃん」と思うような展開でも新しい能力や一瞬のひらめきで窮地を脱する展開が大好きでした。

グロい系が得意な人は絶対読むことをお勧めします!

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